薬の飲ませ方

「先生、お薬は何時と何時に飲ませるんですか」「お薬は、ほかのものにまぜて飲ませてもいいんですか」「うちの子、お薬を嫌がって飲んでくれないんです」お薬の飲ませ方についてよく質問されるのはこの3つです。お薬を飲ませる時間は、お薬の袋に書いてあります。その指示通りに飲ませて下さい。一日に1回飲ませるもの、2回、3回のものなど々・・・。お薬の種類や使う目的によっていろいろです。
 たとえば、せきや鼻水のお薬を一日に3回飲ませる場合、子どもが起きている時間を3等分し、朝ご飯の時、午後のおやつの時、夜寝る前の3回飲ませます。抗生物質も同じです。下痢や嘔吐の場合は少し違うかもしれません。袋の指示をよく見て下さい。保育園や幼稚園に通っていて、指示通りに飲めない場合はかかりつけ医に相談しましょう。
 つぎにお薬を飲ませる方法ですが、これにはあまり決まりはありません。粉薬と水薬がでた場合、二つを混ぜてから飲ませるのはかまいません。お薬だけでは嫌がる場合、飲み物や食べ物に混ぜても問題ありません。
 お薬は食事やおやつの前の、お腹がすいている時に飲ませるのがコツです。満腹してしまうと飲まないからです。赤ちゃんでミルクに混ぜる場合は、飲み残しをしないように、少量のミルクに混ぜて、哺乳のはじめに飲ませます。
 お子さんがお薬を嫌がるので、困っているお母さんは多いと思います。アイスクリームに混ぜたり、お薬を凍らせたり、かかりつけ医に水薬を粉薬に変えてもらうなど、味見をしながらいろいろ工夫してみてください。